リピーター様より、茶道具・掛軸など数十点を出張でお買取。
今回はその中から、九代 大樋長左衛門の掛分茶碗をご紹介します。お品は二重箱で、箱蓋裏に表千家十四代・而妙斎の花押を確認。表千家のお茶の先生であったご依頼主様のお母様が、生前に大切に収集されていたコレクションの一つです。

 

ご依頼内容:表千家の先生所蔵の茶道具・掛軸ほか一括査定
対応形態:出張査定(今回で3回目のご用命)
特徴:家一軒・蔵まるごと等のまとめて査定に強み/相見積もり歓迎

 

査定の見どころ(価値を左右するポイント)

1. 箱・箱書・花押 而妙斎の花押が確認できる点は重要。伝来・授受の背景が読み取れ、評価の裏付けになります。
2. 付属完備・二重箱 内箱+外箱の二重箱は、保存意識の高さや格式の反映として好材料。
3. 状態 口縁の当たり、釉の縮れ・貫入の入り方、見込みの茶渋、底の擦れなどを丁寧に点検。良好でした。
4. 作行・景色 掛分の切り返し、飴釉の溜り、黒釉の締まり、高台まわりの収まりなど総合判断。5段階評価中4
5. 来歴(プロヴェナンス)表千家の先生の使用・所蔵履歴は市場でも信頼を得やすく、評価面でプラス。