リピーターのお客様からのご依頼で、三国の船箪笥、枠箪笥、時代箪笥を出張買取させて頂きました。

ご紹介のお写真は今回の出張買取でお譲り頂いた船箪笥です。

サイズは、縦40cm、横40cm、奥行40cm、付属鍵有。重量およそ25kgの重厚な作りで、江戸時代幕末〜明治時代初期に制作された物と予想されます。経年による色あせ、キズ、若干の虫食い、時代直しなどございましたが現金化して頂く事が出来ました。

数多くある骨董品買取店の中から、あい古物買取サービスを何度もご指名頂き本当にありがとうございました。お譲り頂いたお品物は必要とされている方に確実に橋渡しさせて頂きます。

船箪笥

 船箪笥は江戸時代、国内海運で貴重品などを収納する為に主に利用されました。貨幣や重要書物、船往来手形、印鑑などを収納し船の金庫として使われた懸硯(かけすずり)や帳箱、衣服を収納する半櫃(はんがい)などいくつかの種類がありますが、いずれの船箪笥も外側は硬く高密度な欅材を使用。中の収納部分には軽く、透水性、断熱性に優れた桐材で作られており、高い耐久性を有しています。また表面に何層にも重ねられた漆により、見た目の美しさだけでなく防火性にも優れています。頑丈な船箪笥は船が沈没した後も海に浮いて回収されたという例が、当時の文献となって今も資料館に残っています。また盗難防止の為、特殊なバネ仕掛けで作られた鍵は箪笥ごとに異なり、一つの箪笥に鍵を3〜7本使用するなど高い防犯性も兼ね備えています。

 船箪笥の制作は指物師、錠前鍛冶職人、漆職人との合作で完成におよそ3ヶ月かかるといわれており、日本民藝館の創設者であり民芸運動の中心人物でもある柳宗悦(やなぎむねよし)は「世界中のどんな家具を引き合いに出されようと断じて恐れることはない。日本には船箪笥がある。」と、剛健な『用の美』の傑作を絶賛したという。それ以降、一般的に船箪笥という言葉が一般的に浸透し使用されるようになったといわれています。

あい古物買取サービスは骨董品、古道具、コレクション品の出張買取をしています。

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