京都府宇治市で遺品の骨董品や古道具を出張買取させて頂きました。

遺品買取の査定依頼を受けて、宇治市にあるご自宅までお邪魔させて頂きました。

 空き家になってからおよそ30年経つご実家には、貿易商を営まれていたご依頼主様のお爺さまが生前趣味で買い集めていた骨董品や作家物の工芸作品が所狭しと並べられており、その中には人間国宝による作品も数的ありました。しかし付属しているはずの共箱が無い物や、箱のみで中身が紛失している作品もあり通常よりもやや低い査定になってしまいました。

骨董品の査定後、古家具や家財品の査定に入り、床の間にあった茶箪笥の中を拝見させていただくと、現在は需要が無く買取出来ない干支の置物やメッキの金杯などと一緒に人間国宝作家である島岡達三、荒川豊三、徳田八十吉などの作品が無造作に転がっており、先ほどの骨董品の査定で箱だけが存在していた物とピタリと一致!再査定の結果買取価格も三割UPする事が出来ました。

 骨董品や作家物の工芸品は共箱(桐箱)など付属品の有無で買取価格が大きく変わってきます。共箱が無いと経験豊富な鑑定士でも識別が困難な作品も少なくありません。またギフト用に量産されていた工芸品などは共箱が無いと買取出来ない物も多いので、出来る限り共箱や付属品は破棄せずに保管しておく事が高価で売却できるポイントとなってきます。

ご紹介の写真は今回の出張買取でお譲り頂いた二代目、徳田八十吉作の獅子香炉です。

二代目徳田八十吉 西暦1907年(明治40年)〜西暦1997年(平成9年)は石川県生まれの陶芸作家。本名は雲戸外次。

西暦1923年(大正12年)初代徳田八十吉の養子となり作陶を開始する。号は『魁星』とした。

西暦1938年(昭和13年)から人間国宝作家・富本憲吉(とみもと けんいち)の指導を受ける。

西暦1951年(昭和26年)日展で特選、朝倉賞を受賞する。

西暦1956年(昭和31年)二代 徳田八十吉を襲名する。

西暦1958年(昭和33年)第二次世界大戦後はじめて開催された大型国際博、ブリュッセル万国博覧会でグランプリを受賞。

西暦1988年(昭和63年)長男 正彦が三代目徳田八十吉を襲名。隠居後の号は『百吉』としました。

 

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