京都市中京区にて初代諏訪蘇山の青磁香炉など骨董品、茶道具を出張買取させて頂きました。

一昨年前、滋賀県彦根市にあるご実家の遺品整理をお手伝いさせて頂いたお客様から、リピート買取のご依頼を受けて京都市、中京区にあるご自宅にお邪魔させて頂きました。

今回査定させて頂いたのは前回の遺品整理で方見分けとして残された茶道具類およそ10点です。

一旦は形見として受け継いだものの、ご自身もご高齢で子供達も骨董品に興味が無く、「今後も使用する予定がないので必要とされている人に譲りたい。」との事で再度弊社をご指名頂きました。

茶道具類の中には人間国宝、浜田庄司による益子焼の抹茶茶碗や帝室技芸員、初代諏訪蘇山による純銀火屋付きの青磁香炉があり高価買取させて頂く事が出来ました。

ご紹介のお写真は今回の出張買取でお譲り頂いた初代・諏訪蘇山(すわそざん)による青磁の香炉です。

長年仕様されていた香炉の火屋(蓋部分)は、お香による煙で黒く燻され変色していましたが、純銀で作られており精密極まる高い技術の象嵌彫刻が施された良作でした。

残念ながら共箱は欠品していましたが、青磁香炉の状態も良好で、裏側には初代蘇山によるサインがあり、真作という事でお客様も納得頂ける高値を提示させて頂く事ができました。

貴重な形見を弊社にお譲りして頂きほんとうにありがとうございました。

初代諏訪蘇山の作品を出張買取しています。

初代諏訪蘇山(すわそざん)1851年(嘉永4年)~1922年(大正11年)は、石川県金沢市出身の陶芸家。※帝室技芸員、名は好武。別号は金水堂、精斎。

※帝室技芸員は人間国宝の全身。美術家や工芸家の顕彰制度のこと。

1851年5月25日、加賀藩士、諏訪重左衛門の長男として生まれる。幼名は栄三郎。

幼少時代は加賀藩で武芸を学び、13歳で父親が無くなった後に14歳で家名を継ぎ軍務に携わり家計を支えた。その後上官との対立で軍務を離れる事になり、わずかな期間水産講習所で教員として働いた。

1873年 任田屋徳次に陶画を学ぶ。

1875年 明治政府、工部省教師フェノロサ邸隣に移り住み美術工芸を学んだ。同時期大学校の教師ゴットフリード・ワグネルに科学を学んだ。

1876年 大井村に模型や石膏像の制作を手がける工場を設立。

1880年 金沢に戻り九谷焼の製陶場に勤める傍ら教職につく。

1907年 京都五条坂に築窯。白高麗、七官青磁、白磁、彩磁、漆黒釉など陶芸にまつわるさまざまな技術を研究し、その後独自の青磁を完成させ蘇山青磁と賞された。

1914年 朝鮮で高麗焼古窯を調査。その後、窯の再建を指導した。

1917年 帝室技芸員に選出される。

1922年 永眠。

蘇山青磁以外にも白磁でもすぐれた作品を残している。

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