生前整理を期に、骨董品の断捨離をされる事になったお客様に、出張買取をご利用頂きました。
写真にて紹介させて頂いているお品物は今回お譲りいただいた、陶芸家「荒木 高子」の「長石白釉扁壺」です。
長石白釉の技法を用いて制作されたこちらの扁壺は、艶と潤いのある美しい質感を見せています。
決して派手ではなく、装飾性もあまりありませんが、清らかで爽やかな、なんとも言えない魅力があります。
 
作家 / 荒木 高子(あらき たかこ)
作品名 / 長石白釉扁壺
サイズ /直径 約19cm ・高さ 約14cm
付属品 / 共箱・経歴書
 

荒木 高子/ 陶芸家

1921年、兵庫県西宮市にて、華道未生流宗家の10人兄弟の次女として生まれる。
15歳で家元である父・荒木 白鳳が死去し、家元代行を継承する。
1950年頃からガラスオブジェの制作を開始する。1952年、「須田剋太」に師事し、絵画を学ぶ。
1956年、関西で起こった美術運動に関わりを持っていた荒木は、自身の勉強と前衛芸術家たちの作品発表の場を兼ねて、現代美術を専門に扱う「白鳳画廊」を開設。その名は父の名前にちなんで名付けられた。
当時、女性経営者が前衛美術を専門に取り扱うということは、全国でも類をみないものであった。
白鳳画廊では、「津高和一」や「森口宏一」らの個展、「DELTA」や「T造形団」といった前衛団体の展覧会の開催、矢内原伊作所蔵の「アルベルト・ジャコメッティ」のデッサン展などを開催し、モダニズムの草分けとなった。
1960年、経営難により閉廊。翌年には渡米し、「ニューヨーク・アート・スチューデンツ・リーグ」で彫刻をんだ。
当時アメリカでは「草間彌生」「アンディ・ウォーホル」「ロイ・リキテンスタイン」などを代表とする、ポップ・アートが花開いた時代だった。
1962年に帰国し、地元西宮に釜を築き作陶を開始。1965年には個展を開催した。
荒木の初期の作品は、黒陶の製法で作られた、チューブを少し湾曲させような作品や、球体にシルクスクリーンで新聞や写真を転写した「プリンテッド・ボールズ」など、研究を重ね、独自の製法で新たな陶芸の世界を展開していった。
1978年、京都で開催された「日本クラフト・コンペ展」で発表された「聖書シリーズ」は荒木の名を世に知らしめることとなった。
1979年、「黄金の聖書」「砂の聖書」「燃えつきた聖書」が「第5回日本陶芸展」で最優秀作品賞を受賞。
聖書シリーズは82歳で生涯を閉じるまで20年にわたり制作された。
陶器にシルクスクリーンの技法で丹念に写し取られた聖書の文言。今にも崩れ落ちそうな様相。
それらは、いかに強固な信仰であっても、いずれ朽ち果て、土へと還ってゆく、その一瞬を表現している。
見る物の心の奥底に働きかけ、様々な思いを呼び覚ます、深い精神性を表現した荒木の作品は、国内外で高い評価を受けている。
 

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