愛知県、岡崎市で遺品の茶道具を出張買取させて頂きました。

以前からお付き合いのある弁護士さんからのご紹介で、愛知県岡崎市までご遺品の査定、買取にお伺い致しました。

査定させて頂いたお品は故人(曾祖父)が残された茶道具、骨董品です。相続人が複数の為、その価値を把握した上で売却し、数点は形見として残したいとのご意向でした。

ご遺品の茶道具、骨董品は合計およそ50点。

鑑定の結果、大西清右衛門(おおにし きよえもん)の茶釜、人間国宝・三輪休雪(みわ きゅうせつ)による萩焼の抹茶茶碗、濱田庄司(はまだしょうじ)による益子焼の抹茶茶碗を形見として残される事になり、その他のお品を弊社にご売却頂きました。

ご紹介のお写真は今回お譲り頂いた太刀鍔をモチーフにした常滑焼の香合です。

大切な故人のご遺品を弊社にお譲り頂きほんとうありがとうございました。

常滑焼きとは

常滑焼きは日本六古窯の一つで、愛知県常滑市やその周辺の知多半島内で焼かれる炻器(せっき)の事です。

常滑焼きの歴史は古く、平安時代後期(西暦1100年ごろ)とされており、常滑を中心に知多半島の丘陵地におよそ3000基の穴窯が築かれ、主に山茶碗、山皿、壷などが生産されました。その規模は当時の日本六古窯の中でも最も大きかったとされています。

江戸時代以降は、高温で焼きしめる真焼け(まやけ)の陶芸品が生産されるようになり、江戸末期には土管(どかん)や朱泥茶器などが生産されました。

明治時代以降、西欧の技術が導入されて機械化が進み、陶管、焼酎瓶、衛生陶器などが生産がされるようになりました。

 

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