中川一政 / 洋画家
 東京・本郷生まれ。少年期から詩や短歌を文芸誌などに発表するなど、文学方面で才能を発揮。しかし、その後、愛読誌「白樺」でゴッホやセザンヌに触発されて絵を描き始め、1914年の処女作『酒倉』、1915年の『監獄の横』が相次いで、巽画会展に入選、二等賞を獲得、画家の道を歩み出す。1975年、文化功労者となり、文化勲章を受章。