海老原喜之助 / 洋画家
 鹿児島市生まれ。17歳で上京、川端画学校に通う。19歳で渡仏し、パリで藤田嗣治に師事。サロン・ド・レスカリエ第10回展出品『姉妹ねむる(二人の女)』で、エコール・ド・パリの次期の担い手として嘱目される。帰国後、1935年に独立美術協会会員となる。この独立展への初めての出作品『曲馬』は、日本の洋画壇に新風を吹き込んだ。