永楽善五郎は、京焼の家元の一つ。千家十職の一つ『土風炉、焼物師』であり、代々土風炉(どぶろ)、茶碗などを製作してきました。

現在は十七代目。(2016年1月現在)

初代(宗禅)から九代(宗巌)までは西村姓を名乗り、主に土風炉を製作してきました。

十代(了全)以降は永樂姓を名乗り、土風炉に加えて茶陶の製作を開始。

正式な改姓は永楽得全(14代)が襲名した1871年。

室町時代に初代西村宗禅は現在の奈良県にある『西京西村』に住んでおり春日大社等神社仏閣に納める供御器を作っていました。晩年、境の武野招鴎の依頼を受け土風炉を政策する様になってから土風炉師・善五郎を名乗る様になりました。

三代(西村宗全)以降は京都に製作場所を京都に移す。小堀遠州の依頼を受けた際に『宗全』の銅印を貰った事から九代(西村宗巌)まで作品に宗全印を使用しました。

十一代(永楽保全)以降、『永楽』の印象を用いる。