アイベンアール、正しくは(アイヴァンド・アール)はアメリカ合衆国ニューヨーク生まれの画家。(西暦1916年4月26日 〜 西暦2000年7月20日)

1916年4月26日 舞台背景画家の父と女優である母を両親に持つ中流家庭の次男としてニューヨークに生まれました。

幼い頃から父の影響もあり紙の切れなどに絵を描いて遊んでいました。両親が離婚した際に父親に連れられてヨーロッパ各地を移動しながら絵を描く行商旅行をしていました。しかし、旅行中に父親から暴力を振るわれる様になり逃げるように母親のいるアメリカ、ニューヨークへ帰郷しました。

1951年にウォールトディズニーのスタジオへ入り「眠れる森の美女」で背景と色彩を担当することになり、その才能をウォールとディズニーに認められ、ディズニーランド内の人気アトラクション「シンデレラ城ミステリーツアー」のコンセプトスケッチを担当しました。

その後はメトロポリタン美術館に作品が収蔵されるなど社会的にも評価されていきます。その傍らヨーロッパ、日本など世界各地で個展を開催。

アイベンアールの作風は木や森林、霧、など自然をモチーフにした幻想的で静寂感に包まれた作品が多く、今でも多くの美術愛好家から支持されています。日本でも現代アートとして人気がありシルクスクリーンが数多く普及しています。

2000年に食道癌により他界。