米萬鐘 べいばんしょう beibansyou は中国、明時代末期に活躍した文人画家。西暦1570年~1628年(隆慶4年~崇禎1年)

中国の北宋末の文学者・書家・画家、米芾の子孫。

字は中詔、友石と号した。陜西漢中の人。北京に住んでいた。万歴23年(西暦1595年)に進士し、最終的には太僕少卿の管職に就いた。画は祖である米芾のような強い癖はなく、山水は平整かつ精巧、本家の米点山水もよく描いた。書においても米家の神髄をえて董其昌、張瑞図、邢侗らと合わせて『明末四大書家』と称される。