華嵒(かがん、Hua Yan)は中国、清時代に活躍した画家。西暦1683年~1756年(清・康煕22~清・乾隆21)。

字は秋嵒、もともとの字は徳嵩。新羅山人、東園生、白沙道人などと号した。復権上杭の人。

人物画、山水画を得意とし花鳥、草虫をよく描いた。画を愕寿平、石濤らに学び南宋の筆法を継承するも後に独自の境地にたどり着いた。形象は多様に躍動し、筆墨は明瞭かつ伸びやかで工筆と写意を兼ね備え、雅俗をとも賞でる画風を形成した。画の他に詩書にもすぐれ、『三絶』と称された。揚州八怪(ようしゅうはっかい)の一人。

代表作『大鵬』『秋声賦意図』ほか

著書『離垢集』『解とう館詩集』ほか