藍瑛 ランエイ Lan Ying(1585年(万暦13)〜1664年(康煕3))は明時代末期〜清時代初期に活躍した画家。

字は田叔。東郭老農、蝶叟、石頭陀などと号した。銭塘(浙江省杭州)の人。

幼い頃から画家を目指し黄公望ら元人から学び入った。その後、江南各地を遊学し当時江南随一の文人、知識人であった董其昌や陳継儒らと交流した。その当時彼らの所有する古画、文人画に多いに影響を受け、唐・宋・元 各時代の南北両宗にわたる画法を学んだ。

山水を得意とし独自の境地に至り『武林画派』を形成し、浙派の殿将として後世に大きな影響を与えた。