長谷川武次郎は(長谷川)弘文社の創業者

「ちりめん本」(縮緬本)を、主として明治期に出版した。

和紙に木版多色刷りにしたものを特殊な加工でしわを作って布の縮緬のような手触りをもたせて和綴じにした絵本の事。当時、みやげものとして人気が高く文章は英語、フランス語スペイン語等でも出版された。
題材は桃太郎、など日本の昔話、古典、日本の風俗、伝統文化を題材にしたものが多い。
長谷川武次郎が考案して明治18年(1885)長谷川弘文社より刊行開始。日本文化を欧米に紹介する目的で作られた。絵本のほかカレンダー等も刊行。