引越しを機に断捨離されることになったお客様に、出張買取をご利用頂きました。
写真のお品物は、今回お譲り頂いたREUGE社の金属製のオルゴールです。
葉巻スタンドとしても利用することができ、扉の内側に葉巻が入れられるようになっています。
頂部の摘みをひねると4枚の扉が開き、オルゴール音と共にバレリーナが踊ります。
曲は、ヨハン・シュトラウス2世が1867年に作曲した、「美しく青きドナウ」です。
バレリーナの一定ではない不規則な動きに、どこか不思議な、魔法のようなひらめきが感じられます。
引越しを機に断捨離されることになったお客様に、出張買取をご利用頂きました。
写真のお品物は、今回お譲り頂いたREUGE社の金属製のオルゴールです。
葉巻スタンドとしても利用することができ、扉の内側に葉巻が入れられるようになっています。
頂部の摘みをひねると4枚の扉が開き、オルゴール音と共にバレリーナが踊ります。
曲は、ヨハン・シュトラウス2世が1867年に作曲した、「美しく青きドナウ」です。
バレリーナの一定ではない不規則な動きに、どこか不思議な、魔法のようなひらめきが感じられます。
創業150年を超える、スイスが誇るオルゴールの名門ブランド。
1865年、時計職人のシャルル・リュージュが、時計産業の中心地であったスイスのサンクロアでオルゴール付き懐中時計の製造を始めました。
1886年、シャルルの息子、アルベールが父親の意思を引き継ぎ、サンクロアにオルゴール工房を開きます。しかし、世界恐慌や第二次世界大戦により不況の時代が訪れます。
不況を乗り越え、リュージュ社を「世界最高峰のオルゴールメーカー」と称されるほどの発展に導いたのは、アルベールの息子、ギド・リュージュでした。
天才肌の発明家であったギドは、古き良き時代のオルゴールの復刻を命題に妻のジャクリーヌと共に世界中を旅し、様々なアンティークオルゴールを収集して分解し、製品開発に取り組みました。
京都嵐山オルゴール博物館には、ギドとジャクリーヌが収集した、質・量共に世界有数と言われている「ギド&ジャクリーヌコレクション」が収蔵されています。
ギドから継承されたコレクション約2000点の中から約150点を厳選し、「世界最古のオルゴール」「ナポレオンの嗅ぎタバコ入れ」など、文化遺産と言っても過言では無い、オルゴール史上非常に重要な作品が展示されています。
1960年、ギドは大型オルゴールとオルゴール付きのポケットウォッチの製造を再開。また、パリのボンタン社を買収し、シンギングバード(※)の事業を継承しました。
その後、エシュレ社、メロディースSA、ラドー社、キュデオン社など、多くの競合会社の事業を継承していきます。
1993年、リュージュ・ミュージックU.S.A.を設立。
今日、リュージュのオルゴールは、レコード、CD、MP3など、音楽を楽しむ様々なツールが生まれても、一世紀半の時を超えて世界中の人々に愛され続けています。
それは、全てを機械任せにせず、手作業や古き良き時代の手法にこだわり続けるリュージュのオルゴールに、職人魂が宿っているからに違いありません。
オルゴールは弁と呼ばれる音階が割り当てられた櫛歯を、円筒状のシリンダーに打ち込まれた針が弾くことで音が奏でられます。
リュージュのオルゴールは、小型オルゴールに最適な22弁・36弁から、ピアノ1台分に匹敵する72弁、また、72弁の櫛歯を2枚使用した144弁、4000〜5000本の針が打たれたカルーテルなど、実に様々。
曲の編曲から始まり、様々な工程を経てひとつのオルゴールが完成するまで、最低3ヶ月、長いもので2年の歳月をかけて制作されます。
伝統に培われた創造性、技術、そして野心的な挑戦、それこそが、オルゴールをひとつの芸術にまで高めたリュージュの精神なのです。
長い年月をかけて職人の魂が吹き込まれたオルゴールは、親から子、子から孫へと、世代を超えて未来へと伝えていきたい逸品です。
※シンギングバードとは1752年にスイスの時計作りの巨匠、ジャケ・ドローにより考案された伝統工芸品です。
機械仕掛けの鳥たちが、動いたり、さえずったり、それはまるで生きているかのよう。
この鳥に使われている羽は、何年経っても変色したり痛まない上質な羽だけを選んで使用しています。
ヨーロッパだけでなく、アジアでも王侯貴族を魅了したと伝えられています。
現在でも伝統的な工法を守りシンギングバードを制作しているのは、リュージュ社とドイツのシンフォン社の2社だけです。
京都、滋賀、奈良、大阪、兵庫、三重、岐阜、愛知、福井を中心に、ご自宅まで出張査定にお伺い致します。※ 良品は全国出張買い取り可能です。
どんな些細な事でもかまいませんのでまずは一度お電話にてご相談下さい。
あい古物買取サービスでは骨董品や古道具のリサイクルを通して、古い文化を次世代に残し伝えるとともに、微力ながら持続・再生可能な社会作りに貢献したいと考え活動しています。