リフォームの際に断捨離される事になった掛軸のコレクションおよそ200点を出張買取させて頂きました。収集されていた掛軸の多くは江戸時代中期〜明治時代にかけて活躍した日本画家による作品で、その中には作家の代表作といっていいほどの力作も多数含まれており、高価買い取りさせて頂く事ができました。

写真でご紹介させて頂いている掛軸は、今回の出張買取でお譲り頂いた中西耕石の掛軸です。大幅の掛軸で、軸先は唐木製、書は江戸時代後期に活躍した日本の書家・儒教者である篠崎小竹によるもの。

作家 中西耕石(画)、篠崎小竹(書)

タイトル 四季農業圖

貴重なコレクションをあい古物買取サービスにお譲り頂き、ほんとうにありがとうございました。売却頂いた品々は、必要とされている方に確実に引き継ぎさせて頂きます。

中西耕石

中西耕石 なかにし こうせき(1807年(文化4年)〜 1884年(明治17年)1月9日)享年78歳。

江戸時代幕末〜明治時代にかけて活躍した南画家、日本画家、教育者。

文化4年、筑前国芦屋中小路(福岡県芦屋町)の陶工の家に生まれた。名は寿平、後に寿と名乗る。字は亀年、別号には荃岡、竹叟、石山断流閣などがある。

幼少より画をよく描き、若くして京都に出て松村景文に師事し四条派を学んだ。その後、大坂の書家・儒教者、篠崎小竹の門下となり漢学を学んだ。

その後、再び京都に戻り小田海僊(おだかいせん)に南画を学び才能が開花し山水画、花鳥画の優作を多数制作した。幕末の南画界における代表作家として活躍し、筑前藩、津藩などから支援を受けた。

1882年(明治15年)には、京都府画学校(現在の京都市立芸術大学)の教授に就任、同年に開催された第一回内国絵画共進会において銅印を受賞。

同時代に活躍した画家、日根対山、前田暢堂の3人で対暢耕と呼ばれ、門下には巨勢小石、吉嗣拝山、木村耕巌らを輩出。福岡南画壇の生みの親とされている。

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