原田 捨六の備前花入を買取させて頂きました。

2020/07/14
生前整理を期に、骨董品や美術工芸品の断捨離をされる事になったお客様に、出張買取をご利用頂きました。
写真にて紹介させて頂いているお品物は今回お譲りいただいた、陶芸家「原田 捨六」の「備前花入」です。
桃山備前を彷彿させる趣のある、重厚感のある力強い作品です。
決して派手な磁器ではなく、装飾性もあまりありませんが、古備前の焼成方法や陶土の持つ土味を活かした
なんとも言えない魅力があります。
 
作家 / 原田 捨六(はらだ しゅうろく)
作品名 / 備前花入
サイズ /直径 およそ12.5cm  高さ およそ21.5cm
付属品 / 共箱
 

原田 捨六 / はらだ しゅうろく

 
岡山県備前市伊部生まれの陶芸家。
明治大学農学部農産製造学科を卒業後、ギャラリーなどで陶芸を見ているうちに、
ふと手に取った古備前徳利の土味に魅せられ、故郷の備前焼の素晴らしさを再認識し帰郷。
1971年から小穴窯を築窯、翌年に登窯を築き本格的に作陶を始める。
その後、古備前焼の研究家「桂又三郎」に師事し、古備前の窯跡の調査・研究の為、古窯址を歩き廻り、
多くの陶片や割れた窯道具を拾い上げ、古備前の焼成方法や陶土の持つ土味を活かした作陶を学んだ。
 
原田拾六は古備前の良さを深く観察することで、長い年月を刻み込んだ良土を求めて山を歩くようになった。
掘り出し採取した土は数百種類に及び、それらの土を選り分けテストを繰り返した。
ねっとりとした滋味を感じる土を選び「ろくろは備前の土味のよさを殺す」と紐造りを基本とし、
ろくろでの造形はほとんど行わない。土は手作業で丁寧に練り上げ、石を一つ一つ手よりで探し取り除く。
これを数年間寝かした後、使い易くした粘土を菊揉みして成型し、表面を削る。
穴窯や登り窯を用い、登り窯では450時間ほど焼成することにより、「緋襷」「胡麻」「カセ」「窯変」
といった、備前焼特有の重厚な焼上がりが生まれる。
 
1983年、オーストラリア国立民族博物館で布志名焼の舟木研児と二人展を開催。
2000年には、その年の最も優秀な作家に対して贈られる「日本陶磁協会賞」を受賞。

桂又三郎に「末恐ろしい」とまで評された原田捨六の作品は、アメリカ・ニューヨーク・
メトロポリタン美術館やニューオリンズ・ミュージアム・オブ・アートに作品が収蔵されるなど、
国内外から高い評価を受けている。
 
略歴
1941年 岡山県・備前市伊部に生まれる
1964年 明治大学農学部農産製造学科(現農芸科学科)卒業
1971年 小穴窯を築窯
1972年 登り窯を築窯
1973年 古備前愛陶会参加
1974年 個展開催
1978年 岡山大倉陶苑、桂又三郎喜寿記念展に協賛出品
1979年 主婦の友社刊「窯別現代茶陶大観」掲載
1981年 桂又三郎氏監修「備前の歴史」出版
1983年 オーストラリア国立民族博物館にて舟木研児と二人展開催
1991年 「炎芸術」現代陶芸100に選出
1993年 京都書院刊「陶」シリ-ズ作品集出版
1997年 同朋舎刊「陶21」選出
2000年 日本陶磁協会賞受賞
2002年 NHK「茶陶 歴史と現代作家101人」選出
      岐阜県現代陶芸美術館開館記念「日本陶芸の展開」出品
2003年 東京庭園美術館現代日本の陶芸「受容と発信」出品
2004年 茨城県立陶芸美術館備前焼の魅力「伝統と創造」出品

 
原田捨六・作品収蔵
メトロポリタン美術館 / 岐阜県現代陶芸美術館 / /ニューオリンズ・ミュージアム・オブ・アート/
東広島市美術館/韮崎大村美術館/ボストン美術館 他
 

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