遺品整理の為、故人と深く関わりがあった華厳宗僧侶、書家、陶芸家の清水公照（しみず こうしょう）の作品群を出張買取させて頂きました。お譲り頂いたお品物の多くはブロンズ像や書画、他工芸作家とのコラボレーション作品など。その中には人間国宝の伊勢崎潤、今泉今右衛門、山本陶秀、加藤孝造らとの合作も多数あり高価買取させて頂く事が出来ました。
お写真で紹介させて頂いている作品は無形文化財（人間国宝）加藤孝造との合作、志野花入です。
加藤孝造ならではの荒々しくも美しい風合いの志野焼きに、清水公照が表面に人物、裏面に梅の花を大胆に絵付けをしたコラボレーション作品。
貴重な品々をあい古物買取サービスにお譲り頂き本当にありがとうございました。大切に使って頂ける方に確実に橋渡しさせて頂きます。
清水公照（しみず こうしょう）1911年〜1999年（明治44年〜平成11年）は昭和〜平成にかけて活躍した僧侶、画家、書家、陶芸家。
本名は東道睦治（むつじ）。兵庫県、姫路市生まれ。
16歳の時、東大寺塔頭宝厳院の清水公俊のもとに入寺。この当時より書に興味を持つ。その後昭和8年に龍谷大学龍谷大学文学部仏教科を卒業。
昭和21年、35歳の時に金鐘中学校、菁々中学校（現、東大寺学園中学校・高等学校）の校長に就任。
昭和38年、52歳の時には東大寺幼稚園、東大寺女子学園の園長に就任する。この時期に子供達との触れ合いの中、泥仏の制作に目覚めた。また子供達が描く絵に触発され自らも墨画を描き始める。
昭和44年、58歳で東大寺執事長、東大寺学園長に就任。
昭和50年、64歳の時、華厳宗管長、東大寺第207世別当に就任。
昭和55年、69歳の時、井上靖、平山郁夫らとインドネシア ジャワ島にあるボロブドゥール寺院を旅する。同年、大仏殿昭和の大修理を成功に導く。
昭和56年、70歳で宝厳院長老になる。
平成5年、82歳の時、姫路市芸術文化賞芸術文化大賞を受賞。
平成11年、88歳 5月6日、永眠。
著書『おかげさんの心』他
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