2代 真清水蔵六 祥瑞写の煎茶茶碗をお買取りしました

真清水蔵六（ましみず ぞうろく） は京都の陶工の名跡で、京焼・清水焼のなかでも人気の高い作家です。

2代蔵六は、初代の作風を受け継ぎながらも、自身の時代感覚を取り入れた作品を多く残しています。

• 京焼・清水焼らしい端正で上品なかたち

• 釉薬や絵付けのバリエーションが豊富

• 茶道具だけでなく、煎茶器・食器類 も多数制作

とくに2代は、日常使いにも耐える実用性と、美術的な完成度の高さを兼ね備えた作品が多く、

茶道具・煎茶道具の両方で根強い人気があります。

その中でも 煎茶器（煎茶茶碗・急須・宝瓶など） は、愛好家の層が厚く、市場でもしっかりとした評価がつきやすいため、

同じ作者の作品の中でも 買取額が高めになりやすいジャンル です。

祥瑞写（しょうずい写）とは？

今回の煎茶茶碗は 「祥瑞写（しょうずい うつし）」 の意匠でした。

祥瑞（祥瑞手）とは：

• 明代末期の中国・景徳鎮で作られたとされる、染付の名品群を指す呼び名

• 白地に細かい文様を敷き詰めた、緻密で格調高いデザイン

• 日本でも古くから茶人や数寄者に愛され、写し物が多く作られてきた図柄

「祥瑞写」は、この祥瑞の意匠や構成を、日本の作家が研究し、

自分の作風の中に取り入れて制作した作品を指します。

2代 真清水蔵六の祥瑞写煎茶碗は、

• 細かな文様が碗全体にバランスよく配置されている

• 染付の発色が良く、線に迷いが少ない

• 煎茶碗として手取りも軽やかで、実際の使用にも適している

といった点が魅力で、コレクター・実用派どちらからも人気があります。

真清水蔵六の煎茶器が高評価になる理由

真清水蔵六の作品のなかでも、煎茶器が相対的に高めに評価されやすい 理由としては、以下のような点が挙げられます。

• 煎茶道具の愛好家は、作家物をまとめて揃えたい方が多く、需要が安定している

• 実用としても使われるため、「飾るだけでなく、使って楽しめる」作品を探している方が多い

• 2代蔵六は、煎茶器でも造形・絵付けともに完成度が高く、プロ・アマ問わず評価が高い

そのため、同じ真清水蔵六の作品でも、

置物・花器のみ → 買取価格〇

煎茶器一式がある → 買取価格が一段上がりやすい

というケースも少なくありません。

真清水蔵六の煎茶器や、煎茶道具・骨董品のご売却をご検討中の方は、どうぞお気軽にお問い合わせフォーム

またはフリーダイヤル（0120-994-469）よりご相談ください。