文嘉 ぶんか は中国、明時代中期の書家、画家、文人。西暦1501年~1583年(弘治14年~万歴11年)

字は休承、文永と号した。江蘇蘇州の人。明代四大家のひとりである文徴明の次子。兄は文彭である。

諸生の時に烏程県の教員として働いた、後に和州学正(文官)に擢用された。書画、美術品などの鑑別家としても活躍した。

篆刻秀ており、その腕は明代一と称された。作詞を好み家業をよく継承し、有明一代の冠をなした。

著書には、『鉄定四庫全集』『文子五家集』『和集詩集』『鈴山堂書画記』などがある。