王穀祥 おう こくしょう wáng gŭ xiáng は中国、明時代中期に活躍した文人、画家。西暦1501年~1568年(明・弘治14年~隆慶2年)

字は禄之、西室と号した。江蘇蘇州の人。代々医者の家系に生まれたが、嘉靖8年(西暦1529年)に進土し、吏部員外朗に管した。その後左遷され、真定通判となったことで自ら辞職し、その後は求められても士官することは無かった。古文、詩を善くし、書が特に秀ていた。画は写生を重ね、独自のぼかし技法を生み出すなど境地に至り、呉門画派の中心人物として活躍した。