王鑑 オウカン Wang Jian 1598年〜1677年(万暦26年〜康煕16)は明時代末期から清時代初期に活躍した文人画家。明末の文学者、王世貞の曾孫。四王呉惲の一人。

字は円照。湘碧、染香庵主などと号した。崇禎の間に廉州知府に官した事から『王廉州』と呼ばれる。

若くして董其昌の指教を受け巨然、董源ら宗代の古画に学んだ。その後、明代呉派の文人画の流れを引き継ぎ清代山水画風の基礎を築いた。

著書 『染香庵画跋』 ほか