祝允明(シュクインメイ、Zhu Yun-ming)は中国、明時代に活躍した書家、文人、官吏。西暦1460年~1526年(天順4年〜嘉靖5年)。

字は希哲。生まれつき右手の指が六本(多指症)であったことから、枝指生、枝山、枝山老樵などと号した。長洲(現在の江蘇蘇州)の人。徐有貞の外孫。

小楷に工みで狂草が特に優れている。蘇・黄・米から張旭、懐素にさかのぼり、作風は自由奔放かつ勢いがあり爛漫であった。唐寅、文徴明、徐禎卿らと共に呉中四才子と称されている。

著書『懐星堂集』『野記』『前聞記』ほか。