竹内栖鳳(たけうちせいほう)/日本画家
 近代京都画壇の中心的存在として活躍。円山・四条派の伝統を引き継ぎながら、さまざまな古典を学んだ。1900年、パリ万博視察のため渡欧。現地の美術に大きな刺激を受け、帰国後は西洋絵画の技法も取り入れた水墨画など、東洋画の伝統も加味した独自の画風を確立。代表作は『班猫』(重要文化財)。帝室技芸員。第1回文化勲章受章者。