笪重光は中国清時代初期に活躍した書家、政治家。西暦1623年~1692年(天啓3年〜康煕31年)。

字は在幸。江上外史号、君宜、郁冈扫雪道人などと号した。句容の人。

順治9年(1652年)に進士、御史に官した。書は館閣体に属するが、それを変化させたものを得意とした。書は蘇軾、米芾らを法とし、筆意は自由にのびのびとしているが骨格は力強く引き締まっている。姜西溟、汪退谷、何義門らと合わせて『帖学四大家』と称されている。

著書『書筏』ほか。