蕭雲從は中国明時代末〜清時代初期に活躍した書家、画家、文化人。西暦1596年~1673年(万暦24年〜康煕12年)。

字は尺木。無悶道人、鐘山老人などと号した。安徽鞠湖の人。

山水を得意とした。筆意は清疏韻秀、晩年は放筆により一格を成した。画の他にも詩・書にも秀ており音楽にも精通していた。書は、運筆が沈着で、横画の払い出しに隷意が含まれている。結体は穏やかであるが法度を失う事無く深く鐘繇、二王の韻至を得ている。

著書『梅花堂遺稿』ほか。