文伯仁 ぶんぱくじん Wen Boren は中国、明時代中期に活躍した文人、画家。西暦1502年~1575年(弘治15年~万歴3年)
字は徳承、五峰、葆生、摂山、老農と号した。江蘇蘇州の人。明大蘇州、呉派を代表する文人画家、分徴明の甥にあたる。邑庠に学んだが科挙を諦め、生涯を通して文人画家を生業とした。山水は王蒙を宗とし、兼ねて趙令穰、趙伯駒、趙孟頫を学んだ。中年以降は北京や南京、松江など各地を訪れ、文派の画風を他の地域へと伝える重要な担い手となった。文氏一門の中でも画技が最も秀でていた。筆力は清勁、岩巒は鬱密としている。
字は徳承、五峰、葆生、摂山、老農と号した。江蘇蘇州の人。明大蘇州、呉派を代表する文人画家、分徴明の甥にあたる。邑庠に学んだが科挙を諦め、生涯を通して文人画家を生業とした。山水は王蒙を宗とし、兼ねて趙令穰、趙伯駒、趙孟頫を学んだ。中年以降は北京や南京、松江など各地を訪れ、文派の画風を他の地域へと伝える重要な担い手となった。文氏一門の中でも画技が最も秀でていた。筆力は清勁、岩巒は鬱密としている。