倪元璐 げいげんろ gei gen ro は中国、明時代末期に活躍した文人、画家、政治家。西暦1593年~1644年(万暦21年~崇禎17年)

字は玉汝、鴻宝、園客などと号した。浙江上虞の人。天啓2年の進士し、庶吉士になる。後、翰林院編修となり、管は戸・礼両部門の尚書に至る。李自成軍が北京に入り落城すると、自ら命を絶った。書画共に匠で、山水画は王蒙や倪瓚に学んだ。書は王羲之、蘇軾らに学び、草書が特に優れており、風姿は秀逸であった。黄道周、王鐸らと並んで明代の書の名人と称されている。