鈴木春信 すずきはるのぶ Suzuki Harunobu 1725年~1770年7月7日(享保10年~明和7年)は江戸時代中期に活躍した画家、浮世絵師。
錦絵、創始期の第一人者として広く知られている。

本性は穂積、または鈴木。通称は次郎兵衛。晴信以外に思古人、長栄軒などと号した。
絵師を志し、はじめに当時の絵師の殆んどが影響を受けたであろう狩野派の画法を学んだ。その後、江戸時代初期に活躍した浮世絵師、西村重長、西川祐信らに師事。
1760年(宝暦10)頃、絵師として独立。役者絵や美人風俗画を数多く手がけた。
晴信が描く美人画は優美で季節感を伴う濃密な詩的情趣を可視化したかの様で、明和に入った晩年期には彩色熠ににこだわり独自の色彩感覚が他に紛れない個性的な画風を形成した。
晴信は王朝古典文化に憧れ、古典的な題材も多く手がけた。
代表作 藤原敏行朝臣(秋風)、源氏物語絵巻、水売り、百度参り、丑の時参り、雨乞い小町、雨、時の梅、素性法師(春の錦)、柳の川岸、夜更け 他