黒田清輝/画家
 日本に西洋絵画を根付かせた功労者。フランス人画家のラファエル・コランに師事し、明るい外光を取り入れた印象派的な手法を会得。『朝妝』で注目を集める。1896年、美術団体・白馬会を結成、東京美術学校講師に就任し西洋画科の指導者となる。後年は絵画制作のかたわら、貴族院議員や帝国美術院長などを歴任し、美術行政家として活躍した。