雲色堂名人 和田美之助は京都で江戸時代から続く釣鐘鋳造師の名前。現在は十三代目。

初代の和田信濃大掾藤原国次は京都三条釜座(かまんざ)を主として活躍し天下一釜師の照合を与えられました。

茶釜を制作する様になったのは十代の頃から。師は金寿堂の雨宮宗。現在十代の作が最も人気があります。

ご紹介のお写真は十二代による作品。一粒万倍『いちりゅうまんばい』一粒の種が万倍となって稲穂のように実るという意味。